「夫から暴力を受けるMさん」~犬猫と一緒~

虐待からの措置


前回までの投稿はこちら↓

犬や猫と一緒

Mさんは何度か夫に暴力を奮われていましたが

デイサービスに来るようになり

職員が出入りをするようになってからは

暴力を奮われた形跡はありませんでした。

愛想がなかったお父さんとも仲良くなり

穏やかな日々を過ごしていたと思いましたが・・・。

ある日Mさんを迎えに行くと

Mさんが泣いて玄関に立っていました。

「Mさん!どうしたの?」

するとご主人が出てきて

「ちっとも言う事聞かないんだわ!

痴呆女め!犬や猫と一緒だわ!

と怒鳴っていました・・・。

ついにまた

その次の利用の際、

Mさんはデイサービスに到着して

帽子を取りました。

すると、たん瘤がありました。

「Mさん!どうしたの?」

と聞くと

「お父さんに叩かれた」と。

「何で叩かれたの?」

と聞くと

「サランラップ」と答えました。

サランラップの箱の角が

思いっきり頭に当たっている傷がありました。

あぁ・・・。また・・・。

他にも腕にアザがありました。

「なんでお父さんは怒ったの?」

と聞きますが、

Mさんはうまく答えられません。

「私が、できんもんで」

としか言えませんでした。

私はため息をつきながら

カメラを取りに行き、

Mさんの頭と腕のアザの写真を撮りました。

ご主人の部屋はたくさんの工具などがあります。

今後、エスカレートして、工具などで

叩く事があったとしたら・・・。

私はゾッとしました。

ケアマネに電話をしました。

~次回へ続く~



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