「職員の安全よりも売り上げ」 - 「介護職はつらいよ」あんちゃんの山あり谷あり介護職ストーリー

バキバキに凍った朝
雪でも台風でも営業

バキバキに凍った朝

昨日から雪が降りました。積雪は大した事はなかったのですが、

雨も降ったため、

車のガラスと道路がバキバキに凍っていて大変でした。

今日は可燃ゴミ、不燃ゴミのダブルの日。

さらに玄関には回覧板がぁ～。

次の家までちょっと距離があるんです。

デイサービスの送迎も今日は早めに出なくてはならないため、

時間がないっ！

バキバキに凍った車を溶かすよりも、歩いたほうが早いと思って歩いて出勤。

不燃ゴミは泣く泣く年明けに持ち越すことにしました。

いつもより早めに送迎に出ました。

ある事を思い出しました。

雪でも台風でも営業

以前勤めていた小規模多機能の法人は、雪でも台風でも、なんとしても営業する方針でした。

全国チェーンの法人であり、全国の他の施設と売上げを競っています。

ですから、1日休業をすると、大変な減収となります。

とくに40人ものデイサービスは休業するとイタタですね。

大雪で運転が困難な時も休業の指示はなく、私は要介護５でリクライニング車椅子に

乗っている方を大雪の中、傾斜４０度くらいの坂道を送迎しました。

今思えば本当に恐ろしい・・・。

台風で、雨風がゴウゴウの時も、所長は天気予報などを見て、

「ヨッシャ！今、雨風が収まっている間に行け！」と送迎に行く指示を出していました。

こんな天候なのに、乗降している時に利用者さんがケガをしてもいいんかい？

運転する職員の安全は考えてくれないんだ・・・。

デイサービスの送迎は17時３０分には終了。

私が勤務する小規模多機能は延長、泊まりがあります。

延長の利用者を２０時に、雪深い道を通って送りました。

デイの職員や所長はもう帰っています。

空はすっかり晴れており、星が出ていましたが、なんだか虚しかったです。