「青い薬ふりかけご飯」～マーズレンはまずいっしょ～ - 「介護職はつらいよ」あんちゃんの山あり谷あり介護職ストーリー

ショートステイの相談員をしていた時のことです。

出勤して

朝食の様子を見に行きました。

すると、ある男性利用者のご飯に

「青いふりかけ」がかかっていました。

「ん？青いふりかけなんてあるの？」

美味しそうどころか

まずそう・・・Σ(￣ロ￣lll)

もちろん男性利用者は手を付けず、

介助をされても

口を開けません。

そりゃそうでしょ。

よく見ると、

「青い粉薬」でした。

たぶん、消化器の薬

「マーズレン」だったと思います。

ご飯の湿気により、

鮮やかなブルーになっていました。

なかなか粉薬を飲んでくださらない方でしたが、

いやいや、ふりかけはないでしょ。

ふりかけをした男性職員は

同じ法人の病棟から異動してきた

M君でした。

私は男性M君を呼び出し

「ちょ、ちょっと。あれはないでしょ？」

「M君、青いふりかけご飯出されて、

食べたいと思う？」と聞くと

「え？病棟では毎回していましたけど」

という返事でした・・・💦

おそらく他の職員もしていたようです。

う～ん、よろしくない。

薬拒否対策はたしかに大変ですが、

他にやり方はたくさんあります。

認知症で薬と食べ物の区別がつかなくたって

「人」を支援しているんだよ。

わかる時もあるかもしれない。

他の人だった見ている。

介護職のやりやすさ、だけで

介助はしてはいけない。

「尊厳」「尊厳」

どこまで理解できている？

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「青い薬ふりかけ　ご飯」～マーズレンはまずいっしょ～