「外食レクでの窒息」～寿司屋にて～

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デイサービスから外食レクとして

お寿司屋さんへ行きました。

食べる事が大好きなIさん。

お寿司も大好物でした。

嬉しそうに召し上がっていました。

すると、

「ゴホッ！ゴホッ！」と聞こえました。

Iさんです。

Iさんの顔が真っ青になっていました。

隣にいた職員が

口から指を入れましたが

取れるものはありませんでした。

背中をトントンしてみたものの、

Iさんの顔がどんどん青くなりました。

「やばい！！救急車呼ばなくては」

すぐに携帯電話から「１１９」へ。

しかし、手が震えてしまって

うまく「１１９」が押せません。

これまで仕事がら「１１９」を押した事はあるものの

場所はデイサービスではなく

お寿司屋さん。

他のお客様もいらっしゃいます。

そして、Iさんの状態がかなり危険であると

一瞬でわかったから、

かなり動揺をしていました。

なんとか「１１９」を押したものの、

住所が言えず。

すると他の職員が寿司屋の箸の袋を渡してくれました。

「あ、住所が書いてある。ありがとう・・・」

「寿司屋にて９０歳男性、おそらく窒息と思われます」

「意識はありません」

と伝えました。

そして外へ出て、救急車の到着を

待ちました。

待ちながら、家族へ電話。

送迎車には家族への連絡先ファイルが入っていました。

キーパーソンのお嫁様はお仕事中と思われ

電話がつながりません。

息子様の携帯電話・・・かけた事ない。

おそらく仕事中だろうな。

とにかく電話をしてみました。

「もしもし　Iですけど」

あぁつながった。

Iさんの状態をお伝えし、救急車を呼んだ事を伝えました。

そしてケアマネへ連絡。

救急車ってどこから来るんだっけ？

搬送されるはずの大きな病院がわりと近くにありました。

私はなぜか、病院から救急車が来ると勘違いをしており、

「遅すぎる。なんで？」と思っていました。

救急車は病院と比べると遠い消防署から

向かっている事が

全く頭にありませんでした。

～次回へ続く～



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