高齢者がデイサービスを利用する際、
「行きたくない」と言う人は多い。
「年寄り扱いするな」「家がいい」「別に困っていない」
「邪魔者扱いするのか」と・・・。
家族はと言うと、
「寝てばかりいる」「前は社交的だったのに出かけなくなった」
「手がかかるようになった」「出かけてほしい・・・」などなど。
さてさて、そんな中どうやって利用をしてもらうか・・・。
本人から「また行きたい」という声を聞くために
事前訪問→お試し利用が腕の見せ所である。
事前訪問で本人の様子、会話、家の中、ありとあらゆる部分から
デイサービスで楽しめることを探る。
お試し利用の後「また来るよ」という声を聞く事が
何よりも私のやりがいであった。
デイサービス=高齢者の娯楽施設というイメージもあるかもしれない。
もちろん、レクリレーション、体操、食事、おやつなど楽しめる活動は
提供するが、
私が大事にしていたのは「社会性の維持」である。
歳を取っても社会との交流が再び出来ることが
何よりも意欲向上になると思っていた。
利用者どうしの交流をいかに仲介するか、
本人がリーダーシップを取れることは何か?
自信を取り戻せる事はなにか・・・。
それを探る事に注力していた。
デイでの様子を家族に伝えると
「家ではこんな表情見せないのに・・・」
「そんな話をしていたんですね」ってビックリされる事が多かった。
家では「邪魔者扱いされている」と静かに寝ている高齢者が、
「デイサービスが自分の居場所」って思ってくれる事が
嬉しかった。
~つづく~
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コメント
居場所ってそれぞれにある
だからこその難しさとやりがいがあると思います!
サービスを受ける側は、知らずにとも幸せを感じれて、提供側を気づかせず提供しつつ楽しめてやりがいを感じられる!
難しいし、現実は違うけど、こういう世界観を目指したいです
コメントありがとうございます!
色々と奥が深い世界ですよね。たくさんの事を感じ、学びました。