「悔し号泣」 ~ハメられた⑤~

あんちゃん波乱万丈

センター長のフォロー

新しく来た所長と、その取り巻きにどうやらハメられ、私は飛ばされる事が決まったようです。

有料老人ホームのリーダーのポジションを用意した=左遷

いや、左遷はどうでもいいんです。


明らかにネジ曲げられた事実が、施設長にチクられていた事がショックすぎました。


弁解?いえ弁解じゃなく、「弁明」をする余地も与えてくれませんでした。

弁解とは、失敗に対する言い訳ですから。




「・・・一度、考えさせてください」としか言えませんでした。

車に行きました。

するとセンター長が、走ってやってきました。

「おい、聞いたけど、どういう事だ? オレが施設長に話をつけてやるよ」

「お前は、何も悪くないって。ワケわからんなぁ」

「一生懸命以上にやってたのはオレも知っているし、お母ちゃんが亡くなっても、頑張ってくれてたのに!」

と言ってくれました。

そう、母がこの渦中の中、亡くなっていました。


あぁ、わかってくれる人がいた・・・。

そう、センター長は隣のショートステイの責任者であり、介護も現場もわかっていた相談相手でした。

「センター長、ありがとうございます。私の事をわかってくれる人がいただけで、十分です・・・」

その後、センター長は施設長に怒鳴り込みに行ってくれたそうですが、

すでに決まった事であると言われたそうです。

「役に立てなくてごめん・・・」と言われました。

号泣

呼び出しをされ、肩を落として、自分の持ち場に戻ってきた時の

職員の反応で、やはりハメられた事がわかりました。

仲良くしていたパートのおばさんに泣きついたら、驚く様子はあまりなく、

「あれ、あれ、そんな事が?頑張っていたのにねえ」という反応。

信頼をしていつもメールで相談していた看護師は、

関わっていないようでしたが、皆の作戦を知っていたようで、

「う~ん、う~ん、何ともなぁ」とだけ言っていました。


帰りの車の中で、悔し泣きをしました。

こんなにひどい事をされたのは、人生初めてでした。

「ウォー、ウォー」と車で叫びながら号泣しました。





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