小規模多機能は「通い」「訪問」「泊り」のサービスがあります。
ある日、泊まりの男性利用者がいました。
歩くことは困難なため、常に車椅子での生活です。
気分が乗れば、立つ事は出来ますが、
一度何かにつかまると、離してくれません。手すりにつかまって立ってくれるのですが、
その手すりから手を離してくれず、ものすごい力でつかまっています。
その手をほどくのが大変!
いつも陽気で調子の良い受け答えをされます。
「Uさん、その手を離して、お風呂に入りますよ~」と言うと
「あ、はいはい、はいな~。行きましょ、行きましょ♪」と言われるのですが、体は動かさず。
「あれ?Uさん、行きますよ。手を離してね」
「あ~はいはい、行くよ行くよ」
・・・全く動かず。
そんなUさん、なんとかベッドで休まれました。イビキも聞こえてきました。
私は遅番、同僚が夜勤。同僚の小学生の娘さんもお母さんに付いてきていました。
私たちが色々と仕事をしていると、その娘さんの大きな声がしました。
「ママ!大変!Uさんがタンスの上に乗って窓から出ようとしている!!」
「えぇぇ~!?」
慌ててその方の部屋に行くと、ローチェストの上に乗って、
窓を開けて今にも外に出ようとしているではありませんかぁぁぁ~Σ( ̄ロ ̄lll)
普段は歩けなくても、認知症の方は立つことができます。
思いがけない行動に出ます。力も強くなります。
ベッドから歩いて、ローチェストの上に乗っていました・・・。
1階ではありましたが、窓から出ていたら・・・。ゾッとしました。
娘さんのおかげで助かりました。
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