「K子さんの異食」

大好きな認知症K子さん

K子さんが食べようとしていたものは?

K子さんについてはこちら↓

認知症のK子さん 最近はとても落ち着いています。

しかし、自宅で鉛筆のフタをガジガジと噛んで食べてしまったり

お菓子の乾燥剤を食べて吐いた事も。

今日もご主人と

「調子が良いからといって、油断は禁物ですね」

と言っていたところへ起きた事故。

夕方、K子さんは台所のテーブルで本を見ていました。

私が横に行くと、今度は立ち上がって閉めてある事務所へ

入って行きました。

もうデイサービスから帰る時間が近いため、

最後のトイレ誘導をしました。

「ん?何か口に入れている?」

さては、また事務所に置いてあるお菓子を食べた?

夕方になるとお腹が空くのか、

時々事務所に置いてある頂き物のお菓子を

物色し、

こっそりと食べている事があります。

夏場になると本当に食欲が低下するため、

K子さんが食べる、という事は大切な事であるため、

容認しています。

しかし、一瞬の間に口に入れられるお菓子って

事務所にあったっけ・・・?

口の中を見せてもらうと、

黒砂糖のお菓子のような色。

「なんだ?これ?」

他の職員を呼んで何を口に入れたか探ると

「あ~!!これだ!」

なんと、コルクの鍋敷きにかじった痕が!

コルクの鍋敷きをかじって口に入れていました。



急いでK子さんの口に指を突っ込み、

かき出し、コップで口に水を入れて

口角を引っ張って

吐き出させました。

嫌な事をされているため、

途中でガブリ、ガブリと指を嚙まれました。

神経まで到達するような痛みでしたが

そんな事言ってられません。

なんとか、コルクを飲み込む前に吐き出させたと思います。

あぁ、反省。予想外の物を食べようとしていました。

K子さん、嫌な事してごめんね・・・。

明日はK子さんを自費サービスで美容院へお連れします。

無事にキレイになってもらえますよぉに✨




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