実家に帰る
母が亡くなって８年。実家では父親が一人で暮らしています。
母が亡くなってからは当然、気落ちし、心配な時期もありましたが、もともと根性のある人で、強い人で、今は山奥で一人暮らしをしています。
春、夏は山菜、鮎釣り、畑作業をし、秋はキノコ採りや蜂の巣探しなどの趣味を楽しみ、冬は暇になるため、仕事に呼ばれていくという生活をしています。近所に伯母がおり、お互いに支え、伯母の飼っている犬と戯れる事も楽しみのようです。
しっかり者で、問題なく一人暮らしをしている父親のところへは、なんだかんだ忙しさを理由に、また最近はコロナウィルスの感染拡大もあり、あまり帰省をしていませんでした。
日々、他人様のお父さん、お母さん、またはおじいちゃん、おばぁちゃんの介護支援をしており、夜も仕事の事ばかり考えている事が多いのですが、時々、「自分の父親を大事にしているか？」と反省する時があります。
正直、自分の時間を犠牲にして仕事をしてきました。最近は「自分も大事に」「家族を大事に」「自分の親も大事に」という気持ちを強く持つ事にしました。
今回はじっくり父親の生活と向き合うつもりで帰りました。
父親の暮らし
介護の仕事を通じて、高齢になると？同じ食べ物ばかりを買ったり、食べている傾向があると思っていました。訪問介護で買い物支援の際、買い物リストはいつも同じメーカーで、同じ食材。「たくわん、6つ切り食パン、ヨーグルト、せんべいなど・・・」
「他に食べたい物ないのかなぁ」と思っていました。
今回、帰省した際に父親も同じ状況であると確信をしました。
もやし、キャベツ、ちくわ、卵の入った味噌汁、海苔の佃煮、コーンの缶詰、南高梅。
味噌汁の具材はいつも同じ。カットもやし、キャベツの袋を買ってきて、そのまま味噌汁に入れているようです。「何か食べたい物ない？」と事前に聞いても「特にないよ。家にあるし」という。
飽きないのかなぁ…と思う。
とりあえず、帰り道にお刺身、さわら、店頭販売していた少しお高めのシュウマイを買って行きました。
次回へ続く・・・。
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