身体が痛い
病院の霊安室から自宅に戻る母。
病院の院長先生やたくさんの看護師さんが見送ってくださいました。
その日の私は、緑のボーダーのセーターに黄色のパンツを穿いていました。
派手な格好であったかもしれませんが、
本当に亡くなるなんて思っていなかったからこその服装であったかも・・・。
病院のソファで寝ていたため、体中が激痛でした。
悲しみのあまり、心も体も疲れ切っていたようです。
一度、自分の家に帰る事にしました。
しっかり母の葬儀を行わなければ・・・。
自分のメンテナンスをしなければ・・・。
あまりの体の痛さから、マッサージに行きました。
1時間、ほぐしてもらいました。
そしてゆっくりお風呂に入りました。
深い深呼吸をしました。
なんだか息をゆっくり吸っていなかったな・・・。
実家へ
母が待つ実家へ戻りました。
伯母がいました。
私は伯母に「おばさぁ~ん」と泣きつきました。
すると伯母は「しっかりしろ!」と私を一喝しました。
「え?」
いつも私たちを心配してくれている伯母の顔を見たら
気持ちが緩んでいました。
伯母はきっと泣きたい気持ちは一緒であったと思います。
私が泣き崩れる姿を見たら、伯母も父親もみんながまた
悲しくなると思って、私を叱ったのだと思います。
私たち家族にとって、伯母は偉大な存在です。
涙を拭いて家の中に入りました。
すると義理姉が、母親に洋服を
着せてくれているところでした。
それはカラオケ大会のために、私と一緒に選んだ衣裳でした。
母のお気に入りの服でした。
私も手伝いました。
もう体が硬くなっていました。
静かに涙が流れてきました。
今、これを書いていても涙が出てきます。
8年以上も経っているのに・・・。
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