私がつわもの (強者or兵)と呼ばれるまで
次の強敵は、糖尿病で片足を切断された体の大きな男性でした。見るからに怖そうな方でした。透析通院もされており、施設から施設を転々とされ、次の施設が見つかるまで、毎日デイサービスとお泊りサービスを利用される方でした。
挨拶なし、会話なし、笑顔なしの男性でした。
透析治療もされているため、塩分、水分制限の食事を提供していましたが、好き嫌いも多く、「こんな不味い飯は食えん!」と言われたり、「これはなんだ!?」と聞かれるので、「芋の煮物です」と答えると、「芋くらい見ればわかるわ!俺が聞きたいのは、ジャガイモか里芋かって事だ!」というような難癖な質問をされる事が多くありました。
朝、カーテンをシャーっと開ける
と、「やかましいわ!まぶしいわ!」と怒鳴られ・・・。
どうしたら怒られないか🤔
年代的に石原裕次郎の世界かぁ?
石原裕次郎のCDをレンタルをし、次の朝、「赤いハンカチ」を流してみた。少しずつボリュームをあげていった。同時にゆっくりカーテンを開けていく。「ん?怒られない。裕次郎を聴いているんじゃね?」
その日の午前中は裕次郎のCDをずっと流してみました。すると目をつぶって聴いているではありませんか😿
それから毎日、裕次郎のCDをかける事で怒られる事なくなりました。
次回へつづく
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