「母のガンが進行した頃」 ~ハメられた①~

あんちゃん波乱万丈

母親は胃がんでした

離れて暮らす母親は以前胃がんの手術をしましたが、

また再発をしてしまいました。

あえて「余命宣告」はされないものの、

抗がん剤治療に行っては、免疫力の低さから治療が出来ない日が

多々ありました。


私も出来る限り、実家に帰るようにはしていましたが、

これまでGW、盆、紅葉の頃、正月以外はあまり帰っていない私が

ちょくちょく帰る事は、母にはかえって辛い気持ちにさせてしまうのが

心苦しくもありました。

管理者になってくれ?

そんな頃、小規模多機能の管理者が家族の都合で退職する事になりました。

そして、施設長から「管理者をやってくれないか」と声がかかりました。

「母の調子が悪いので無理です」とすぐに断りました。

しかし、「もう、君しかいないんだよ。頼むよ。」と頭を下げられました。

センター長からは、「書類などはオレがショートステイの仕事と兼務するからさぁ。

名前だけでいいんだよ。仕事は今と何ら変わりなくでいいから」と。


確かに、他の正社員は夜勤専従で働いていたり、介護福祉士を持っていなかったり・・・。

実際に、私以外にやれる人はいない状況でした。

本当に名前だけですよ。」と約束をして、管理者になる事を受けてしまいました。


ここから、また「波乱万丈」が始まる事になったのです。

~次回へつづく~




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