15年前、介護職の世界に入って半年。
もうここで学ぶことはないってくらい頑張った
デイサービスを辞めてスキルアップのために
グループホームへ。
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まずは研修期間。
初日、管理者から「今日は一日ここで座って見ていてね」
という指示だった。
「ここ」というのは利用者さん方が座っているテーブル。
寝たきりの方はいないが、重度認知症の方ばかりが
座っていた。
「私、お昼ご飯頂いたかしら?」と何度も何度も聞いている方や
トイレに行ったことを忘れて何度も歩行器でトイレへ向かう方。
戻って来るとまたトイレへ。
いつまでも繰り返し、職員は付き添う。
「いったい、いつまで続くのか・・・」
と思って見ていた。
すると職員が誰もいなくなった時、
その方がまたトイレへ行こうとした。
「危ない!」と思って付き添う。
その後、ほぼ一日中ウトウトと眠り、時々目を開ける利用者と
目が合ったため、「眠いですか?」と話かけてみた。
「あ~、ずっと座っているのって苦痛」
「早く1日が過ぎないかな?」
そんな事ばかりを考えていた。
やっと1日が過ぎ、管理者と面談。
すると、「立って介助していたよね?」
「話しかけていたよね?」
「1日ここで座って見ていてねって言ったよね?」
と言われた。
「え?危ないから手を出したらいけなかった?」
「退屈そうにしていたから話かけてはいけなかった?」
と思った。
「1日ずっと座っていたら苦痛だったんじゃない?」
と聞かれた。
どうやらその日の研修はずっと座っている利用者の気持ちや
認知症利用者について観察することが目的であったようだ。
「あちゃ~💦そうだったのか・・・」
~次回へつづく~
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