「過剰支援はNG」~自立支援の工夫~

過剰支援はだめでしょ

奥様が入院した事により

さらに認知症が進行してしまった男性Sさん。

なかなか指示が入りません。

デイサービスへ到着して、

ふたつ段差を上がって

ルームシューズへ交換します。

その段差に上がる事ができないんです。

そして、外履きからルームシューズに替えてもらうのですが、

足が上がらず。

やっと足が上がっても

靴が脱げず。

靴をこちらが脱がしても

今度はルームシューズに足を入れる事に混乱・・・。

「ここ上がって」

「靴脱いでね」

「こっちに足入れてね」

と言っても、

「ここ」がわからず、

「靴」「脱ぐ」「こっち」「足」も

頭にすぐに指令がいかず、

体への動きに指令がいかないのかもしれません。


なので、

一緒に段差をあがる。

私も靴を脱ぐ。

私もルームシューズに替える。

これをする事により、

何をして良いのか、

視覚でわかるようになりました。

言葉で伝わらない時は

「見せる」ことも大切です。

~次回へ続く~



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