「92歳の恋のゆくえ」

高齢者の恋❤てる子さん

てる子さんが先に・・・


てる子さんは

デイサービスを利用して1年経たないうちに

老衰で亡くなりました。

明らかにしんどい思いをしていたのは

数日。

病院へ搬送されて

2日でした。

ずっと自宅で過ごせて幸せでしたね。

「あんたたちは年寄りの面倒をみて

本当に大変ね」と

いつも労ってくれました。



「いやいや、あんたが大変にしてるんじゃんよ」

と思うようなてる子さんのやんちゃぶりは

ありましたけどね(笑)

「デイに行きたくない」とダダをこねて

迎えに行くとパジャマでベッドのまま。

寝すぎて顔がポンポン!

私と社長が二人で迎えに行くと

「あんたたち二人が来たら行くしかないね」

と観念してくれました。


頑固で お茶目で 優しくて・・・。

大好きだったよ。

もっと一緒に過ごしたかったな。

てる子さんのお相手

てる子さんがお気に入りであった

男性利用者はというと

てる子さんが亡くなって

デイサービスで見かけなくなっても

残念ながらわかっていませんでした。

昔の事はよく覚えていて

一見、認知症には見えませんでしたが

すぐに忘れてしまう認知症でした。

しかし、

「ん?そういえば満州開拓団の話をしていた女性

いてはったな?」とボソッと言われていた事が

ありました。

どこかにてる子さんの記憶がありました。

その男性は去年の春、

98歳で亡くなりました。

天国でお二人は再会をし

また仲良くお話をしているかな?






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