2位 杖
女性の杖って、花柄の杖が多いですね。自分の杖とわかるように、家族が鈴とか、飾りを付けられますが、職員側としてはそれだけでは困ります。
さらに、杖の持ち主本人だって、それらの飾りだけで自分の杖かどうか判別できない方も多々いらっしゃいます。
名前が貼ってあるのが一番です。
3位 マスク
コロナウィルス感染拡大をし、マスクは必須アイテムとなりました。
「アベノマスク」が配布された後は、皆さん同じアベノマスクを着用されていましたが、布であるため、折りやすく、ポケットに入れやすいので他者のマスクと間違える事はほとんどありませんでした。
しかし、アベノマスクもあっという間に縮んでしまい、今ではアベノマスクを着用されている方はいなくなりました。
再び、不織布マスクを着用され始めました。ポケットに入れにくい事もあり、皆さんテーブルやら、お風呂に入る前に色々なところに置かれるため、自分のマスクと間違えて持っていかれる人がいます。
なので、今日はどんなマスクを着用されてきたか、頭に入れなければならないし、名前を書かなければなりません。
それでも間違えちゃいます。いけなんだけど、「あるある」なんです。
幸い、これ本当ですが、私の知る限りでは、間違えて他人のマスクを口に当てるまではありませんでした。「あ~、これ違う!」って、事前に防げていました。
口に当てていたら「事故報告書?」
メガネの間違い珍事件
ショートステイに勤務をしていた時、入浴後の男性Mさんがメガネがなくなりました。
湯舟に入って頂く前に、職員が荷物置き場の台の上に置いたとの事。
いくら探してもありませんでした。
メガネをしていらっしゃる利用者全員を見て回りました。
しかし、正直、ショートステイを利用されるくらいですから、認知症の方も多く、かけているメガネが絶対に自分のメガネだと言える方はほぼいらっしゃらず。
どれだけ探しても解決せず。すると若い男性職員が「そうだ!」と言いました。
入浴が始まる前にイベントを行っており、集合写真を撮ったので、その写真を見てみようということになりました。
それは名案!
デジカメの画像をパソコンにつないで拡大していくと、「ん?」「あれ?」
もしかして、Aさん?
イベントの時はフチなしメガネをはめていた事が写真でわかりました。今は黒ぶちメガネをしている。Aさんが間違えたんだ! Aさんは若干、認知症っぽい方でした。
さて、「間違えてMさんのメガネしていますよ」というと皆の手前、やらしいだろう。傷つけないでメガネを取る方法はあるだろうか・・・。
「Aさん、おやつで頬っぺたが汚れているから洗面台で洗いませんか?」と誘い、メガネを取ってもらいました。顔を洗っている隙に、黒ぶちメガネとAさんの部屋にあった本来のメガネとすり替え、事件は幕を閉じました。
事件なんてオーバーかっ(笑)
ちなみになぜかAさんの部屋には4つのメガネケースがありました。
4つも持っていたんかい!!
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