帰宅願望
Sさんは、デイサービスから戻って
娘さんが仕事から帰ってくるまでの
2時間、独りで留守番が出来なくなりました。
前の投稿はこちら↓
なのでデイサービスの延長サービスを使う事になりました。
しかし、「すみませ~ん。まだ帰れませんか?
母親が・・・一人で・・・待っているんですぅ😿」と。
もうお母さんはとっくに亡くなっています。
それを伝えると
「え?そうでしたか?」
しばらくすると
「すみませ~ん。小さい娘が一人で待っているんです。
早く帰らないと・・・」と。
「家に電話をしたいんですが、電話番号がわからなくて」
などと、
いわゆる「帰宅願望」が炸裂。
家の住所を聞くと、
今の家ではなく、生まれた場所の住所を言われます。
Sさんは夕方になると、
生まれた場所で生活をしていた時代に
戻ってしまうのです。
トイレの回数がハンパない
Sさんは夕方になると
何度も何度もトイレに行きます。
2時間で16回。
Sさんは杖をついているのですが
ヨタヨタしており、
その都度トイレの中まで付き添い、
終わった頃にトイレの中に入って
サポートしなければなりませんでした。
2時間で16回です・・・。
出るものも出ませんよね・・・。
延長サービスは私と社長が対応をしていましたが、
男性の介護は嫌がられるので、
トイレ介助は私の担当でした。
本当にもう、
「また?さっき行ったばかりやん!」と
呆れつつも、
付き合わなくてはなりませんでした。
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