「ターミナルのSさんとの別れ」③

亡くなったご利用者

延長サービス断念



Sさんの前の投稿はこちら↓





Sさんは延長サービスを利用していましたが、

延長費用がかさむ事と

Sさんの帰宅願望からの不穏がひどく

家で留守番をしたほうがいいという事になりました。


私はホッとしました。

だって、もう2時間に16回のトイレに付き合わなくても

良いのですから。


しかし・・・

見守りカメラ

Sさんは娘さんが仕事から帰るまでの

2時間、独りで再び留守番をすることになりました。

しかし今度は

見守りカメラと玄関にセンサーマットを導入。

見守りカメラは娘さんのスマホと

社長のスマホにつなげてありました。


社長はデイサービス終了後の事務仕事をしながら

時々スマホでSさんを確認していました。

スマホを通じてカメラから

Sさんに声をかけられる福祉用具でした。

そして玄関に行ってセンサーマットを踏むと

「ピコン♪」と鳴ります。

私も残業をしていると

社長のスマホから

「ピコン♪ ピコン♪」と

何度も何度もセンサーマットを

踏んでいる音がぁ~。

カメラを見てみると

Sさんが玄関でウロウロ~、ウロウロ~。

すると娘さんや社長が

「もうすぐ帰るから中で待っていてね~」

と声をかけていました。

その繰り返し・・・。

そしてある時、

Sさんが泣いてウロウロしている様子が

カメラに映りました。

しかも、下半身スッポンポンΣ( ̄ロ ̄lll)

「漏らしちゃったよぉ。

替えがどこにあるのかわからない」

と泣きべそをかいていました。


Sさんはけっこうな認知症です。

下半身スッポンポンのままで

近所の方に助けを求める事もあるかも・・・。

社長から指示が出ました。

「行ってきて!」と。

カメラ見守りは社長がサービスで対応を

していました。

私は業務外ではありましたが、

男性の介助は嫌がられるSさんであったため、

私が行くしかありませんでした。

やれやれ・・・。

結局カメラで見守って留守番をしてもらっても

手を焼くのは変わりありませんでした😥







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