たき火
訪問介護の前に「動けないから来てくれませんか」とよく電話をしてくるMさん。
その日も人手が足りず、すぐには行けませんでした。
これまでの様子からして、電話をしてくる位だから、大丈夫でしょう、という判断です。
すると、他の方の訪問から帰ってきた職員が、
「ねぇMさんちの前を通ったら、Mさんがたき火をしていたんだけど・・・」との事。
「た、たき火?」「さっき、動けませんって電話がかかってきたんだけど」と言うと
「え~!?庭でたき火をしていたよ」との事。
動けないと言って電話をしてきたMさん。すぐに職員が行けないとわかったためか、たき火をして
遊んでいたのが発覚😨
すぐに奥様に電話をしました。
Mさんのお泊り
Mさんのお泊りの日です。
日中はお仲間と将棋をしたり、杖でスタスタと歩いて入浴もされました。
夕食頃から、表情が乏しく、手の動きがだんだんと固くなっていました。
パーキンソン病の症状の一つではあります。
就寝介助をし、「おやすみなさい」と伝えて居室から出てしばらくすると
「すみません・・・」と声が。
「どうされました?」
「掛け布団をもう少し、上までかけてくれませんか?」と。
少し上にあげて、「これでいいですか?」と声をかけると、
「ああ、大丈夫です。ありがとうございました」
「はい、ゆっくり寝てね~」
・・・このやりとりが朝まで続きます。
~次回へ続く~
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