「母とバラの香り」

これまでの「母親」についての投稿はこちら↓

アイスのピノ

胃ガンが進行した母は、日に日に衰えているようでした。

あまり食が進まないと父親から聞いていましたが、

実家へ帰るたびに食事量が減っているように感じました。

口当たりが良くて、カロリーが高いもの、食べやすいもの。

何かあるかなぁ・・・。

夏であったし、箱入りのアイスのピノを持って行きました。

箱入りは個包装で、チョコ、アーモンド、ストロベリー味があったと思います。

「ありがとう。美味しい。これなら食べやすいよ」と母は喜んでくれました。

ハウス　オブ　ローゼ

ポッチャリであった母親が、ポッチャリでなくなっていきました。

ベッドではなく、ソファで横になっていましたが、

横になっている時間が増えたため、お尻や腰が痛いと言っていました。

次に実家に帰った時は、低反発のマットや心地よい枕などを

買って持ってきました。

今後、長い時間使う事はないとは思いつつ、

とにかく母が心地良く過ごせればという気持ちのみです。

お金も惜しみません。

気分が安らぐように、

ローズのフレグランスを振りまいたりしていました。

母はハウス　オブ　ローゼのバラの香りが好きでした。

今でも私が大切に使っています。

でも、香りで気持ちが安らいだかどうか。

体の痛みを和らげるマットの効果はあったかどうか・・・。

物でなんとかしたいという、私の自己満足だけであったかも

しれません。

日に日に食べられなくなり、痩せていく自分と、

母はどんな気持ちで向き合っていたのでしょうか。

ハウスオブローゼ Oh!Baby モイストボディクリーム 130g

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