特に何も食べたいものはないという実家の父親に、お刺身、シュウマイを買って行くと、「久しぶりにシュウマイなんてものを食べたなぁ」と。そして、「刺身ももらおうか」と言って手を伸ばしていました。
歳をとると、食べたい物が浮かんでこない、想像できなくなっているのかもしれません。
美味しそうに食べてくれ、いつもよりお酒が進んでいるようでした。
母が亡くなって8年、ご飯やみそ汁は作り、釣った魚をさばいて焼き、肉を焼いたりは出来るものの、煮物を煮たり、野菜料理を作るのは苦手。
車で15分のコンビニのお弁当も飽きた様子。時々、伯母や近所の人からの差し入れはあるものの、男の一人暮らしの食生活はやはりマンネリ。(マンネリって、もう使わないかな?)
父親は自分で「ぼっち生活も慣れたわ」と話す。「ぼっち生活」=「一人ぼっち生活」
実家から帰る前に、何品か作り置きをしました。大根、サトイモ、白菜、柚、すべて近所からの頂き物でした。大根の葉のお浸し、大根とちくわの煮物、サトイモの梅おかか和え、白菜と柚の漬物など。
帰宅して、夕飯時に父親から電話がありました。「サトイモの梅味なんて驚いたわ。旨かったよ。ありがとう」と。
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