ショートステイがオープンし、初めの強烈な利用者は、胃ろうの方でした。胃ろうとは、病気や加齢から、口から食べ物の摂取が出来なくなり、胃に直接栄養を注入する医療措置です。
便秘がちのようで、浣腸をする事になりました。スッキリされたようで何より。
すぐに便秘になるので、時々浣腸をしていました。
ある夜、私は遅くまで残って仕事をしており、夜勤のナースに仮眠を取ってもらっていました。するとナースが何とも例えようがない顔をして「あんちゃん、さっきソファでウトウトしていたらね、なんか顔に息がかかってビックリして眼を開けたらね、Nさんが立っていて・・・」と言うのです。まず驚いたのは「え!?Nさんって歩けるの?」でした。
「でしょ。だって、一人では歩けないのに、居室から10メートル以上あるソファまで歩いてきたんだよ」と言うのではありませんか!!
そしてさらに驚いたのが、「看護婦さん・・・また浣腸して・・・」とおねだりをしていたようです。
そう、浣腸をおねだり、です。
「今日も浣腸してスッキリ出たし、夜間だから今日は出来ませんよと伝えたんだけど、また1時間後に居室から出てきて、浣腸してって・・・。どうやら浣腸が病みつきになったみたいなの😨」とな。
私もナースも正直気持ちが悪くなりました。
そっか・・・。そういう「癖」の人は歳をとってもいるんだ・・・。
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