「トッティーとツッチー」

忘れられない利用者

小規模多機能で再スタート

認知デイの利用者が増えるまで、小規模多機能型居宅介護ホームでの研修勤務が始まりました。

認知デイの勤務が希望であるため、夜勤はなしで、早番、日勤、遅番シフトにしてくれました。

送迎、バイタルチェック、トイレ誘導、入浴、食事、口腔ケア、トイレ誘導、
少しレク、おやつ、トイレ誘導、送迎。

延長や泊りの方がいる場合は、夕食、口腔ケア、送迎、就寝介助と続きます。

日常のお世話で精一杯。

その施設では、ほぼ自立の要支援1~寝たきりの要介護5までの様々な状態の方が利用をされていました。

ほぼ毎日、小さな二人が通ったり、延長をしたり、泊まったりされていました。

どちらも女性で、どちらも息子さんと二人暮らしでした。

双子のような二人

そのお二人は、小柄でした。どちらもけっこうな認知症。

日中はソファでグーグーと静かに寝ており、夕方になるとゾンビのように一斉に歩き出す感じ。

行き止まりの所まで歩いては戻り、色々な物を手にされ、どこかに置いてくる。
その繰り返しでした。

食事になると、自分の食事があっても、前の人の食事に手を出されるため、二人の前には、今は当たり前ですが、アクリル板で仕切ってありました。

二人とも入浴介助、トイレ介助が大変。拒否しまくります。
「お風呂ですよ」「トイレですよ」の指示は入らないので、ご自分で服を脱ごうとはされず、こちらが脱がせるのですが、「何しとんの!?やめてよ!」は言えます。そうなったら大変。手は出るわ、足は出るわ。叫ぶわ。

私たちはその二人を名前から付けたあだ名、「トッティーとツッチー」と裏で呼んでいました。

トッティーとツッチーは夕方から活動をされるため、夜勤泣かせでした。


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