「夜勤泣かせのじぃさん」③

介護職のあるある

パーキンソン病・精神病・寂しがりや

夜勤の間、ずっと職員を呼び、「布団の位置を直してください」と朝まで訴えたり、

何度も何度もトイレに行きたいと言われたり、

「女房に電話してください」と「音楽が聴きたい」と

色々な要望をエンドレスで訴えられるMさん。

パーキンソン病であり、精神疾患はあり、さらに寂しがりやが混ざって、病気であり、

私たちは専門職であるとはわかっていますが、

こちらが参ってしまいます。私たちも人間です。

Mさんだけでなく、他の方もお世話をしなければなりません。

終わりのないMさんの要望に、イライラ、「もういい加減にして!」と思います。

実際に、Mさんを理由に辞めた職員もいます。

介護職は忍耐が必要です。ヘルパー研修や介護福祉士の教科書では学べない、

利用者さんの心のケアは誰が教えてくれるものではありません。

介護職って、入浴や排泄介助が仕事と思われがちですが、

一番大変で大切なのは利用者の心のケアだと思います。

精神病院へ

利用者さんの生活歴、人生模様をひも解きながらの支援が必要です。

Mさんは、まだイケイケな時に奥様が悲しむような事をたくさんされてきたそうです。

奥様は根に持っています。

そして、病気になり、どっぷり奥様に依存をしています。

奥様は「これまで辛い思いをさせられてきたのに、その上病気になって!」

「病気を理由に要望が多くて、ホントにむかつく!」と言われていました。


Mさんは今になって奥様に寄り添って欲しいのですが、奥様はそんな気持ちで・・・。

Mさんは寂しいのだと思います。それはわかっているのですが、

時に「オオカミ少年」のような嘘をつき、病気なのか演技なのかわからない言動に

皆が振り回されていました。

そのうち、Mさんは精神病院へ入院させられる事になりました。

しかし・・・

~次回へ続く~





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