父親からの伝言
めまいと吐血で救急搬送された父親のその後の様子です。
小脳の出血は大したことはない。
消化器も問題なし。
しかし、健康診断で度々引っかかっていた「肺の影」が指摘され、
結核ではないが、肺をキレイにする、と看護師さんが話していたと兄に聞きました。
詳しくは来週、ドクターから話があるそうです。
父は看護師さんに次のように兄への伝言を頼んだとの事。
「寝床のテレビが朝6時半にタイマーでつくようになっているから
コンセントから抜いてくれ」
「お金はいくらか置いて行って欲しい」
気さくな看護師さんがクスクス笑って兄に伝えたそうです。
それらを聞いた私は「あぁ、そんな事が話せるなら良かった」と安堵・・・。
老いを認められない
肺の影から結核の疑いもあり、陰圧室に入っていた父親ですが、
結核ではなかったため、今日から一般病棟へ移りました。
携帯電話はまだ渡せていないので、来週兄が持っていきます。
早く父親の元気な声を聞きたいです。
実家にいない事がおかしい。
いつもしっかり者で、元気な父親が病院にいる事がおかしい。
父親が年老いて病気になるなんておかしい。
「父親は不老不死」
なんて思っていたかもしれない。
介護の仕事をしている私は、親の老いを受け入れられない家族に
疑問を持っていました。
「なんで老いを認められないんだろう」などなど。
私は親の老いをちゃんと受け入れられる、と思っていましたが、
やはり「認めたくない」ですね・・・。
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